中国旅行旅行ガイド瀋陽

瀋陽旅行案内

著者： Qiuyun He 2019/07/05

瀋陽市は、遼寧省の省都であり、瀋陽経済区核心都市です。経済的重要性から省クラスの自主権を持つ副省級市にも指定されています。中国東北部の政治、経済、文化、貿易中心、先端装備製造業基地、そして国家歴史文化名所に指定される観光都市でもあります。市名は、「瀋水の陽」の意味で、市内の南部を流れる渾河の古名－瀋水の北に位置することから由来しました。歴史文化遺産は、主に清と民国から残され、築城から２，３００年が経ちました。瀋陽市は地級市として9市区、1県級市、3県を管轄します。総面積は約1.3万平方キロメートルです。市区面積は3495平方キロメートルで、2011年に、都市圏人口は810万人となりました。

瀋陽の歴史は大変古く、7200年前には新楽遺跡があったことが知られています。唐代は瀋州が置かれ、元代には瀋陽路、明代には瀋陽中衛が設置されました。17世紀初、サルフの戦いに勝利した満洲族のヌルハチは、後金を建国、瀋陽を都城と定め、1634年には盛京（満洲語ムクデン）と改称しました。その後、清と国号を改めた後金は、1644年に明朝の滅亡後の中国を支配し、北京に遷都しますが、盛京はその後も副都とされました。1657年には奉天府が設置されました。

1931年満洲事変により関東軍に占領されると、奉天市と再度改称、1945年、日本の敗戦、満州国の解体により、瀋陽市と再改称されています。1953年には中央直轄市に昇格しました。

瀋陽市は、中国東北地方南部、遼寧省中部、遼河平原の中央に位置します。気候は大陸性モンスーン気候で、気温は最も寒い12月で－29℃、最も暑い7月で36℃です。年平均気温は８．３℃です。年間降水量は500㎜です。無霜期間は183日です。モンスーンより影響を受け、降水の集中、温度差は比較的大きく、四季がハッキリしています。