中国旅行旅行ガイド湖北

湖北概要

著者： Qiuyun He 2018/08/01

　湖北省は中国南部中央、揚子江の中流部に位置しています。洞庭湖の北にあるのでこの省の名前は「湖の北」という意味から「湖北」とつけられました。北に河南省、東に安徽省、南には江西省と湖南省、北西には山西省と6つの省に囲まれています。省都は武漢です。

　地理学的に言うと湖北省は山地、台地、平地の３つの地形に分かれています。周りを西、北、東の３方向を山に囲まれています。「中央中国の尾根」や「緑の財宝の家」と呼ばれている神農架林区は湖北省の西に位置しています。湖北省西部の森林地帯はすばらしい自然の風景と絶滅の危機にひんした動物、希少な植物、たくさんの伝説、白化した動物(アルビノ)そして深い森の中で見つけることができると言われている謎に包まれた野蛮人(中国版雪男)が有名です。

　世界的に見ても湖北省は経済の発展に深く関わりがあり、また美しい自然風景やたくさんの文化的な景観などの観光資源が豊かです。

魅力

　湖北省には長い歴史があります。発掘された古代人の化石によると人類は何百何千前に誕生しました。最初の先祖、炎帝はここで生まれました。湖北省博物館には湖北省中からの出土品や2,000年前の棺などの歴史的な品々があり中国の歴史について学ぶのにはとても良い所です。

　この長い歴史のために湖北省にはたくさんの文化的観光研究があります。例えば三国時代の223年に初めて建てられた武漢の黄鶴楼は中国特有の建築様式で揚子江の南の地域では有名な建築物のひとつです。他の二つには湖南省にある岳陽楼、江西省にある滕王阁が挙げられます。归元寺は仏教の世界独自の建築物でありすばらしい彫刻とたくさんの所蔵物があり有名です。また緑の瓦でひさしの先が上を向いている建物、屈原資料館もあります。