マカオ歴史地区はマカオの旧市街で、22箇所の建築物と八つの広場からなっています。広場や建築物は互いに繋がっています。歴史地区には西洋風建築物と中国風建築物があり、西洋の宗教文化が中国や東洋地区に広く伝えられた重要な証と見られています。四百年間にわたって、東西文化が交流し合い、多彩な文化が融合した結晶でもあります。
マカオ歴史地区は中国国内に現存する一番古くて、規模が一番大きく、保存状態が一番良く、東西の建築物が一番集中している地域です。その中に、中国で最初の教会の遺跡・修道院・キリスト教の墓地と西洋風の建築群、初の西洋式劇場・近代的灯台・西洋式大学もあります。
媽祖廟前広場、亜婆井前広場、崗頂前広場、議事亭前広場、大堂前広場、板樟堂前広場、イエス会記念広場、白鳩巣前広場など多くの広場。媽祖廟、港務局大楼、鄭家大屋、聖老愣佐堂教会、聖若瑟修道院や教会、崗頂劇場、何東図書館、聖奥斯定教会、民政省大楼、三街会館(関帝廟)、仁慈堂大楼、大堂、盧家大屋、バラ堂、大三巴碑坊、ナタ廟、旧城壁、大砲台、聖アントニオ教会、東方基金会の所在地、キリスト教墓地、東望洋砲台(東望洋灯台と聖母雪地殿教会を含む)など約20箇所の歴史的建築があります。
大三巴碑坊(Ruins of St.Paul)は1580年完成した聖ポール天主堂の前壁で、マカオで一番代表的な名所旧跡、「マカオ八景」の一つです。砲台山のふもとに位置し、左にマカオ博物館と大砲台があり、「三巴」が「聖ポール(St.Paul)」の音訳です。天主堂の前壁の遺跡が中国の伝統的な碑に似ているので、「大三巴碑坊」と名付けられました。高さ約27m、広さ23.5mのイタリアルネサンス期の「バロック」式の建築です。下の二階は同じサイズの長方形で、三階は三角の形になっています。建物のトップにそびえている十字架も、鋼製のハトの下に置いている赤ちゃんの彫像も、エンゼルや花に囲まれた聖母の彫像も、濃厚な宗教の雰囲気が溢れ、美を享受してています。生き生きとしている彫像はまるで「立体的な聖書」のようです。
媽祖廟は「媽祖閣」とも呼ばれ、マカオで一番有名な名所旧跡の一つで、一番古い寺院です。もともと媽祖閣と呼ばれており、通称天後廟で、マカオの東南方面に位置し、1488年に創建され、現在まで500年余りの歴史を持っています。航海・漁業の守護神として、信者に敬愛されている道教の女神の媽祖を奉るために建てられました。媽祖は「天後娘娘」、「天妃娘娘」とも呼ばれ、幸運と不幸を予言でき、常に海上で商人と漁民を助け、災難を解消してくれるそうです。
媽祖廟は山を背にして、海に向かって建てられました。古木が空高くそびえ、景色がすばらしいです。媽祖廟全体は大殿、弘仁殿、観音閣など四つの主要建物からなっています。石製ライオンが門をおさえ、軒先が反り返り、中国文化の特色が富む古い建築です。
特色が異なる建物の間には、石の階段と曲がりくねった小道がつながっています。蒼々とした古木、高さがまちまちな花木、縦横の岩は庭園の優雅さや古い廟の荘厳さを巧妙に融合させます。民族の特色が満ち溢れています。
普段からお参りが盛んです。特に毎年旧暦の大みそか、3月23日の媽祖の誕生日、9月9日の重陽の節句になると、媽祖廟は人で埋まり、非常ににぎやかです。
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