貴陽から西へ160キロ。カルスト地形が広がる一帯に鎮寧ブイ族ミャオ族自治区があります。その県城の西南15キロのところにある、白水河という川にかかる滝が黄果樹瀑布です。
カルスト地形の大地が段をなし、白水河は黄果樹で九段の瀑布を作っていますが、そのうちの最も大きいものが黄果樹瀑布です。高さは66メートル。幅は水量によって異なりますが通常81メートルくらい。轟音が耳をつんざき、水しぶきが舞い上がり、光の角度によって幾重にも虹がかかって、風の向きによってしぶきが光のなかをキラキラしながら流れて行くようにみえます。
黄果樹景勝区は黄果樹大瀑布景勝区を中心に、石頭寨景勝区、天星橋景勝区、滴水浜瀑布景勝区、霸陵河峡谷三国古驿道景勝区、陡坡塘景勝区、郎宮景勝区などの独立した景勝区に分かれています。風景は美しく、環境も良いので空気がきれいです。またこの地方は気候が穏やかで過ごしやすいです。(年間の平均温度は16℃くらい)。ここの歴史は古く、施設環境が整っているのでレジャーや観光、療養などに最適です。新鮮な空気を吸って心身ともに浄化できる理想のスポットです。景勝区の内には、滝や洞穴も多くあります。山が連なりあい、そこを緑が覆い、伏流水、溶洞、石林、石壁、峡谷を生み出します。そのためカルスト地形特有の美しい景色が現れます。
水帘洞
水簾洞は黄果樹瀑布の40メートルから47メートルの高さのところに位置し、全長が134メートルで、窓が六つ、洞窟空間が五つ、洞泉が三か所、通路が六つある洞窟です。大きな滝に近寄るのはもちろん、滝の中を通るのはドキドキすることでしょう。でも、せっかく黄果樹瀑布に来たのなら水簾洞に入らなくては黄果樹瀑布の素晴らしさを味わうことができません。
天星洞景区
天星洞景勝区は天星景勝区の中ほどに位置し、主要な観光スポットである天星洞が冒水潭のそばにあります。洞内には大きな洞窟空間とその脇に小さい洞窟があります。それぞれ特色に富み、最大のものは高さが50メートルで、直径150メートル、面積は約1.8万平方メートルです。色とりどりで美しい珍しい石があり、中でも模様が彫られた4本の巨柱が空に向かって伸びています。それぞれの高さは20メートル以上に達しています。他では見られない光景です。この他にも天星亭、天星橋、一線天、冒水潭、回望石などの見どころがあります。