山海関は秦皇島市から15キロ東北方面に行った所にあります。中国の古い長城の素晴らしさを見ることができます。明の時代の長城の東北関所の一つです。1990年以前は明の時代の長城の東のスタート地点と考えられており、「天下第一関」と呼ばれています。長城の果てにある嘉峪関と相まって世界的にも有名です。
山海関の歴史
山海関は昔、楡関と呼ばれ、またの名を渝関、臨闾関ともいわれています。明朝洪武十四年(1381年)、中山王徐達が命令を受けて永平や界嶺などの関所を建設し、そしてこの地方に山海関を造りました。北は燕山、南に渤海があり「山海関」と名づけられました。
山海関の建築
山海関城は周囲の長さが約4キロあります。長城をつなぎ、城は関所になっています。城は高さが14メートルで、幅7メートルです。四つの主要な城門があり、多種な防御機能も備え、その防御体系が整っている城門です。また「天下第一関」という呼び名もあります。威風堂々と勇ましい「天下第一関」の矢楼を主体にし、靖边楼、臨闾楼、牧营楼、威远堂、瓮城、東罗城、長城博物馆などがあります。ここでは中国古代の都市の安全を守る建築スタイルを見ることができます。
山海関観光
燕塞湖
山海関は文化古城で、明朝の城壁建物がほぼ完全な状態で残っており、周囲の主要な道や小道にも昔の趣が感じられます。特に保存されている四合院が多くて、古城がさらに古風で優雅に見えます。最もその風景に輝きを増すのは関城東門です。天下第一関の城楼は長城の上に聳えたち、下には果てしない広野が広がっています。城楼の二階に上って、山海関城の全貌及び関外の野原を眺めることができます。北には角山長城、南には海が望めます。
山海関観光地区は名所旧跡が集まり風光明媚で、風も気持ちがよいところです。「老竜頭」「孟姜女廟」「角山」「天下第一関」「長寿山」「燕塞湖」などの六つの観光地もあり、世界的にも有名です。孟姜女廟は中国の民話を演じているもので、孟姜女が夫を探しに行く感動的な物語です。中国北方の一番大きい天然花崗岩岩窟―懸陽洞は岩窟が奇観で石も珍しく、泉の水がチョロチョロと流れていて、まるで桃源郷のようです。城外にある美しい燕塞湖は見る者を魅了させます。